小噺帖

極小一次創作。よそで作った三題噺や都々逸の一時的集積所。
極小一次創作。よそで作った三題噺や都々逸の一時的集積所。
怨む/飴/愚鈍

怨む/飴/愚鈍

山奥の叔父が暫く下りて来ない。私も縁談中で訪ねてゆけず日々が無為に過ぎる。少壮の士官という相手が冷酷としか映らないのは叔父が頭にあるせいだ。あの狐娘は叔父と情を交わしたのだろうか。苛立つ思考はどうどう巡りに沈み、ある晩猫いらず入りの牡丹餅を作った。小豆は旨く炊けたから狐も喜ぼう。
NEW ENTRIES
国境奉行所(04.30)
三題噺(04.29)
俳句(04.07)
三題噺(04.02)
三題噺(03.31)
三題噺(03.28)
三題噺(03.24)
三題噺(完結)(03.23)
菓子三題噺 幕間(03.18)
菓子三題噺6(03.18)
TAGS
お題 もらったお題 三題噺 掌編 短歌 短編 都々逸 俳句 琉歌
ARCHIVES
LINKS
RSS
RSS