駅前再開発に対抗して商店街に鳥が放たれた。さまざまなニワシドリが並べる巣を商店街は店舗とし、サギの巣のコロニーは近隣住民のアパートとなった。こうして野生動物保護の観点から再開発が一時見送られたと思いきや、そこに飛来した大量の野生化インコ駆除の名目で保健所に率いられた行政が乗り込み人間は大乱闘に。事態を打開したのは迷い込んだサルで、一匹がニワシドリの店舗から何かを買うしぐさを見せると同時に他のサルも山から下りて商店街で爆買いを始め、それに伴って降りてきた動物が商店街を大量利用。ムクドリの群れが大量に落とした糞は地を活性化させ、めきめき繁る草木は駅前を再野生化した。