去年の枯れ草レーキに重く農業日誌はまだ白紙
それも飛躍だそこから逃げるための助走でかまわない
カエルの背中が犬そっくりで轢かぬようにと避けていく
そんな大したことない深手布団かぶって丸くなる
危険信号世界の中で私が絶対正しい日
なんと可愛いわんわんでしょう同じ座椅子にいる至福
空き家掃除の道のり遠くゴミのスプレー噴いて虹
長い寒さをまた這い抜けた身体がみしみし伸びて春
中卒高卒みなシゴデキで重くて仕方のない学位
会える約束また空振りで雨にぼんやり山桜
おやおや靴下あらあらリュック元気に落ちてる児童館
卒業したよと言う目の端でやっぱ眩しいシール帳
歌が聞こえた今際の際に命全てをこじ開けて
花が咲いてるこの世の果てにそこが初めの地であった
君は生まれた地獄の中に燃える荒野を踏んでゆく
ホットケーキを焼き上げながら日の出待ってる5℃の部屋