刃物/三つ編み/夜は短し 晴天からお下げ髪が長々と下がっていた。引っ張るとカチリと音がして夜になった。仕方なくよじ登った髪は一人の女に繋がっており、彼女が太陽なのだ。その美しさに迷い、地上へさらおうとしたが捕まった。かくて天の火を盗んだ私は、切り落とした彼女の髪で岩に繋がれ、鳥どもに内臓をつつかれている。