傲慢/アクアマリン/知識 人間が近縁種たる犬を愛でるのと同様、ゾウリムシはミドリムシをペットにする。水の澄んだ場所へ光合成に連れて行き、長い鞭毛を手入れしてやりと睦まじい様は単細胞と侮れない。そんな最愛の伴侶に天敵ができた。人類である。ミドリムシを殖やしては喰い倒すその暴挙に、水源という水源を握る彼らがいつまで耐えるかは時間の問題だ。