(都々逸) ミサイル弾けて日本じゅうに蒔いちゃくれぬか花の種名札も荷物もみな捨ててきて歩くこの世の果ては春じっと屈んでただ朝を待つ今日が一番長い夜意地を引っ込めあう順番を意地でも譲らず日が過ぎる友へ家族へ姿を変えて無数のサンタが居る今宵鐘も小雪も今年の悔いもみんなまとめて蕎麦を煮る雪の音より微かな声で君と囁く傘の中何百万匹生き物食べて今年も迎える誕生日君を待つには素敵な天気駆け足みたいな春嵐